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やっぱり隣では顔がニヤけてる。
同い年とか。
先輩、後輩なら。
私も共感が持てるかもしれない。
けど相手が【先生】って、どうなんだろう。
いつかは諦めなきゃいけない時が。
あるような気がする──。
「今日の美術の時間、2年4組の人は外でスケッチをするので玄関に集合してて下さい。これで連絡を終わります」
と、渚先生が連絡をいれ。
朝礼、終了。
「鼻の下のびてアホ面になってるよ」
玄関についた私達。
「へ?」
疑問に思ったのか。
竜哉がこっちを振り向いた。
「あんたの顔見てるとなんかムカツク」
「あ゛?」
竜哉の顔を引っ張る。
「ふぃてっっ」(いてっっ)
ひとしきりひっぱったあと。
教室に向かった。
「なんなんだよ。あいつ…」
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