序章

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暑い夏。 僕たち中学生はくそ暑い制服を脱ぎ捨てる事はできない。 7月でも十分すぎる暑さ。 地球温暖化のせいで、例年よりも確実に上がっている気温。 夏なんて嫌いだぁぁ…… そんなとき、誰かが僕の肩を叩いた。 「シン!おはよ~~」 僕をシンと呼んだやつは柊静音。 頭が良く、運動神経もいい。 だが、欠点が一つだけあるのだった。 ま、後でにしよう。 「静音おはよ。」 「あつー!!もう夏まっさかりだね」 手を団扇がわりにしてあおぐ。 「うん。あ、速くしないと遅刻するよ」 「そうね……走るかぁ!!」 静音がそういった瞬間に駆け出した。
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