序章

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きーーんこーーん…… 僕達が学校の門に入った瞬間に鳴り響くチャイム。 あー、汗でベトベトだ。 「ふぅ……ギリギリセーフね!!さ、教室行こ」 そういうと、まだ息の荒い僕をおいて先に歩いていく静音。 「ちょ、まっ……はぁっ……」 「まったく、シンは体力無いわね!!」 「静音がありすぎなんだよぅ……」 僕は小さく反論すると、静音のところに向かった。 僕たちは一年生。 なので一番下の階に教室がある。 昇降口をはいって、一番奥から1組2組……と始まっていく。 全部で6クラスあるのだ。 ちなみに、僕は4組。 静音も。 教室に入ると、まだ先生は居なかった。 それをみて安心して自分の席に行く。
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