8人が本棚に入れています
本棚に追加
ったく調子のいいやつ。
ま、いいか。
そう思って僕は英語の教科書を睨んだ。
その瞬間。
『…えー篠崎真二と柊静音、安藤達也とー……原田零。呼ばれたやつらは至急校長室まで来なさい。』
いきなり校内放送でこんなこと言われたら誰だってビビる。
ポカンとしていると、がたっという音が聞こえた。
みたら、原田零が立っていた。
「あ………」
「…………」
なにもいわず、教室を出ていってしまった。
「な、なんなの?悪いことなんてしてないのに……」
静音が不安そうに呟く。
「しらねぇよ……いってみようぜ。」
そういうと達也は立ち上がった。
僕と静音もコクリとうなずくと原田零の後を追った。
最初のコメントを投稿しよう!