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「おい!?シンっ!!」
達也が声をあげた。
いきなりの僕の行動に戸惑ったのかな?
「シンっ!……仕方ないわね?」
そういった瞬間。
静音は思いきり走った。
「ぅお!?」
静音をつかんでいた左手がいきなり前に出た。
達也もニヤリとして、走った。
「ちょ、二人とも!?」
「急ぐんだろっ!?」
「早くしなきゃね☆」
気付いたら僕は二人にズルズルと引きずられるように校長室まで行った。
「……ここが校長室?」
ドアには『校長室』と書かれていた。
とても豪華なドア。
重そう。
「ねぇ。校長ってどんな人なのかしら?」
静音が僕を見ていった。
そう言えば僕たちは入学式の時校長を見なかったなぁ……
話は教頭がやってたし。
「みりゃわかるって。んじゃ……」
そういった瞬間。
達也はノックした。
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