~とまどい~

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16年後―― セト:「瀬名、早く行かないと遅刻するよ?」 セナ:「待ってぇ、瀬戸ぉ(泣)」 私たちは今、高校1年生。 そして、遅刻しそうなので走っているところ・・・。 バンッ‼‼ セナ:「はぁ、はぁ。ち・・・遅刻?」 ドアを開けた瞬間、クラスメートたちの驚きの顔・・・。 セト:「え⁉セーフじゃねぇの?」 後から来た瀬戸がもう一度繰り返す。 『あははははっ❗』 急にみんな笑いだすから、私たちはみんなを見ながら固まる。 ?:「みんなカウントしてたの。 そしたらぴったりに、瀬名たちがくるんだもん。」 急に声をかけられ、私たちは我にかえる。 セナ:「神奈っ‼」 そう、声の主は 私の大親友の、彩弓沢 神奈(アユミザワ カンナ)だった。 セナ:「それ、どうゆうこと・・・?」 私が問いかけると、 神:「ん?だからぁ、私たちみんなで冗談半分に カウントしてたのね。」 セナ:「うん。」 神:「それで『0❗』って言った瞬間瀬名たちが、教室に入って来たから、みんなビックリして笑っちゃったの。」 余りよくわからなかったけど、一様頷いた。
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