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エピローグ

三ヶ月前、婚約した彼女が行方不明になった。

俺は彼女をもちろん捜した。
しかしなんの成果もなかった。

そして、俺には気になる事があった。

彼女が行方不明になる頃、俺達はケンカ中で、会わない日々が続いていた。

その時から彼女には別の男の影があった。

俺は彼女に捨てられたのだ……。

俺は今、彼女を忘れようと、がむしゃらに時を刻んでいた。

もうこれ以上傷つくのが嫌で、もう一ヶ月以上彼女を捜さなかった。

そんな俺の運命を、一通の電話が変えた……。

あれから半年が経った。今でも思い出すたび心が痛むあの日の事件。

事件の次の日。
晴れわたった朝のニュースには、彼女の名前が出ていた。

故 愛田 チカ (２１歳)
彼女は帰らぬ人となった。