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男は森の中を
ぐんぐん入っていく、
こんな朝早く、森の中はほとんど暗闇に近かった
森のざわめき
周りがほとんどみえない中
男の足音
鳥たち鳴き声もなく
風の森を揺らす音だけが
辺りに響いている
男はいきなり木の前で止まり、腰を降ろした
手にはスケッチブックが握られていた
少年はそこでこの男がスケッチをしに、ここまできたことがわかった
なかば呆れて男をそのままみていた
すると男はペンを持ったまま静止しつづけた
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