村落の風景

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この山奥の村に 一風変わった男がいた 一人の男だ 男は村はずれの一軒家に住んでいた 男は孤独を好み、 人を嫌っていた ある日、男は姿を消した 村人が男の家に入ると そこには一枚の絵があった 部屋には絵の具が飛び散り 男が絵描きだったことがわかった 村人は必死になって探した 男の価値に気づいたのだ しかし誰も彼の絵に興味がなかった そこには埃まみれの本棚の前で 読書する男の絵が描かれていた 男は文盲だった
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