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まだ、8時だ。
行くのは、まだ早い…
でも…ドキドキするのは気のせいだな…
さっき…階段めっちゃ早く降りて来たしか…
だからか…
…服は…適当でいいや!!
「…うし!!準備完了!!
暇だし…一馬に電話かけるか…」
プルルルル…―
ガチャ…
―…「はい、もしもし?」
「あっ、一馬?? 竜也だけど」
―…「おっ♪竜也ぁ~おはょ↑」
声が異様に高い…
「なんかおまえテンション高いな…」
―…「当たり前じゃん!!生まれて初めてのデートだもん」
…なるほど。デートっていうのはそんなに気持ちを高ぶらせるものなのか。
「ふ~ん。あっ今からおまえんちに行っていい??」
―…「あ~いいょ♪待ってるから。じゃあな」
「おう!!」
電話を置き、一馬ん家に行く準備をした。
歩いて、一馬ん家は、1分の距離。
俺ん家の3軒隣。
だからすぐ着く。
ピンポーン…―
「…おっ竜也早いなあ↑まあ上がって~♪」
「おう。おじゃまします」
相変わらずテンション高いな…
「一馬、今日気合い入ってるなあ。特に服」
「えっ…まあな。瑠美にかっこよく見られたいからさ」
まあ、お前は顔カッコイイから安心しろ。
心の中でそう思った。
「そんなのか…」
俺は素っ気ない返事をした。
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