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 真剣に悩んで距離をとったり別れたりしても身体の関係を求める英明に抵抗を示したのは最初の二回だけだった。英明はサディスティックな性格の癖に女の抱き方は丁寧で、一回目は無茶苦茶やれた高校時代みたいに他の男で埋めようとしても埋めれずに終わった。他に彼氏ができたりしたら抱きやしないさという英明を身体が求めてしまいモトサヤに。二回目は誠実な男と付き合ったが淡白な行為に渇く自分に気付きモトサヤに。段々だめ男である英明から離れられないだめ女だと自覚してきはじめ、なされるがままされてみたり、抵抗してちょくちょく男をつまみ食いしてはがっかりしたりを繰り返し、昨日のような様をちょくちょく起こしている。やっぱり私はだめ女だ。
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