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僕は、大学で民俗学を専攻していた。
民俗学っていうのは、歴史という学問と違って、証拠を実証させたりするより、伝説や伝承、習俗なんかを研究する学問だ。
この夏、僕は大江山の酒呑童子というものに興味をもったので、暗く、熊、猪、鹿が普通にいる大江山までやってきた。
酒呑童子とは、御伽草子などにでてくる鬼で、身長6mといわれている。
貴族の女性をさらい、その血を酒とし、手足を肴としていた。
源頼光により、退治されたけど、首を切ったらその首が頼光に噛み付いたという話がある、鬼の話しである。大江山駅には、そういった伝説から、鬼の面がいっぱい飾られていた。
大江山に一人で行くのは危険と背中合わせだ。
僕は、親友の小林、考古学専攻だが大学の授業で仲良くなった、白井、その恋人服部、民俗学の後輩である、章の5人で探索する事にした。
(眠り鼠。*゜)
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