夢と現実

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放課後のチャイムがなる★ここは県では一番の進学校🏫そこに私、藤澤春香がいる。ガヤガヤと騒がしい中、いつもの仲間と昨日見たテレビの話、新作のお菓子Etc.…とても平和だ。 周りのみんなはスカートは膝くらい、指定のネクタイ、鞄に靴。春香はそれらが気にくわなくて、スカートは短くまくってたしネクタイは他のをつけていた。髪はパーマをかけてたしこの中では目立っていた。 とはいっても他にはギャル系もいたしオタク系もいたから春香は中間といったところだろうか☆ 「かえろっかな…」ぽつりと春香が言う。学校にいても勉強するわけでもないし、部活は9月の文化祭で引退したし。まぁあったとしても行ってないだろうけどね💦楽そうだと思って入った美術部は、思いのほか、顧問は厳しいし、毎日油絵を描かせられるし💦友達がいたから頑張れたようなものだった。少し秋らしさを感じられる10月。受験…。しかし全くそんな気持ちは無かった。近くの短大の推薦はほぼ確定だし。毎日、朝起きて学校に行って、帰って塾の繰り返し。ただただつまらなかった。
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