第一章 記念日

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「それじゃまた明日学校でね!」 玄関でさよなら この日に限って俺は家まで彼女を送らなかった   沙織は何か物欲しそうな顔で俺をみていたが 俺は受験勉強で疲れていたのかすぐ部屋に戻って寝てしまった     その夜。。     「ごめんね。。約束守れなくて。。」   どこからか泣き声が聞こえる。。 「ごめん。。幸せだったよ。。」   誰かの声で目が覚めた   「夢。。??」   周りを見渡しても誰もいない。 ふと目についたのは 沙織の手紙だった   ~これからもずっと一緒にいようね!!~   その一言だけが書いてあった。。 あとは何かわからない絵だ苦笑いしながら俺は手紙を後ろポケットに入れた     
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