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唯一の救いだったのが 親友 恵子の存在。
恵子とは 小学校が同じで 6年間 クラスも一緒だった。
仲良くなったのは 小学校の高学年になってから。
美雪から恵子に
「交換日記しよう。」
そう言った事が 友達になったきっかけ。
中学生になってからは テスト前の勉強を一緒にしたり 恵子の家に泊めてもらい 翌日一緒に登校したりしていた。
恵子は 両親と 姉2人がいる5人家族。
両親とも気さくで明るく おおらかな感じの人。
美雪は 恵子の家庭が羨ましかった。
家族みんな仲が良くて明るくて…
“恵子の家は 笑い声が絶えないね…
自分の家とは大違い”
恵子の家にいる時は 暗い気持ちも吹き飛び 笑顔になることができた。
こんな家庭に生まれてきたかった…
“もし自分が家庭を作る時は 笑い声が絶えない家庭を作りたい”
美雪はそう思った…
中学校生活も終わりに近付き 高校受験の時期が近付いていた。
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