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そして、冥が書類を打ち終る頃には
夜中の一時になっていた。
「はぁ…月給、三十万…結構いい仕事だけど…俺、此所に来てから残業ばっか…」
冥は愚痴りながらも帰る支度をして仕事場から逃げるように飛び出した。
そして、A.M.2:00
家に到着
「ウゥ~…」
冥はマンションの中に入る前に自分のポストをのぞき込むと。
(何か入ってる)
冥はロックを解除しポストの中に入っているものを取り出した。
「何だ~…街のお知らせか…」
冥はチラシをクシャクシャにするとその辺へと捨てた。
「はぁ~…今日は寝よ~そういやぁ明日は…久し振りの休みだな…結局…退職願い出してないし…」
冥はそんな事を言いながら自分の号室に入ろうとした時、冥はドアのポストに目が止まった。新聞だった。
スッ
冥は無言で新聞を取って自分の129号室にはいるなり
冥は新聞をテーブルに置くと すぐにベットにダイブした。
「ZZzz。。..」
冥は3分もすればもう夢の中であった。
『さぁ!!!行けっ!!赤津!!奴等は敵だっ!』
バッ!!
「ズアッ!!!!ハァ…ハァ…また、この夢か…もう…人を殺してない…のに…」
冥は頭を抱え激しい頭痛に陥り唸り始めた…軍人の頃の夢を見ていた冥には…それは悪夢だった。
「ふぅ…」
冥はある程度頭痛が収まると浴室に行き、また昨日の様にシャワーを浴び始めた。
パサッ
冥は昨日の新聞を見ようとすると 中から昨日のチラシが出て来た。
「またかよ…」
冥は何気なくそのチラシを軽く見通した。そこに書かれているのは
【街のイベントについて…今年のイベントは主催者側から鬼を出します。そして、その鬼から参加者は逃走して下さい。そ・し・て~何と最後まで残った…優勝者には優勝賞金…一億差し上げます。(20歳以上の人だけ)】
と、書かれていた。
「まじで?」
冥は確実に、目が眩んだ。
「締切は今日の七時まで◎×商店街で応募受け付け中」
冥はそこだけを念入りに音読した。
「ハッ!嘘にきまってる!」
冥は笑いながらそのチラシをクシャクシャにして投げ捨てた一時間経過…
二時間経過…
三時間経過…
四時間経過…
「だぁぁぁ!!」
ドンッ!!
冥は考えてた結果参加する事にした。
しかし、参加する人達はまだ、死が迫っている事は 誰もが
知らない
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