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全員で顔を見合わせる。
どうやら剣護意外は皆すぐ決まったらしく
『剣護!!』
一斉にそういった。
呼ばれた本人は一瞬驚いた様だったが、仕方ないという顔でサイコロを振った。
カランッカラカラカラ…
〔4が出ました。4マスお進み下さい〕
皆が歩き出す。1、2…3…4…。
「な、何があるんだろ…」
帝が不安そうに呟く。
ウィーン…
彼女達の目の前に大きな画面が出現した。
そこに次々と文字が打たれていく。
《対ゾンビ~全員で60体のゾンビを倒せ!!~》
「ゾンビぃ?」
花音が不思議そうに首を傾げる。
ゾンビなんて映画やゲームの中でしか見たことがない。そんなものと戦え、と言うのだ。
〔ゾンビに殺されたらTHE END。命を落としますので十分お気をつけ下さい〕
「初めはこんなもんか。つまんないのぉー…」
ブラッドが不謹慎な事を言っているがそれは始めからなので皆気にはしない。
〔では会場へご案内致しますので武器の準備をして下さい〕
ゴクッ…
「うぅー…こ、怖いよう…」
「大丈夫だ。皆で倒そう」
怯える結志を剣護が慰める。
そしてとうとう1つ目の試練が始まる…
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