序章

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そして一週間の努力でこれだけ集まった。   まずは俺【名月 剣護(ナツキ ケンゴ)】 ごく普通の高校1年生…だと思ってる。趣味はゲームかな。 本当に平凡過ぎてつまらないな…。   「なぁケン、マヂでそれオカルト系の本じゃなかったのか?」 そう言うのは【河咲 剛登(カワサキ ゴウト)】 彼は前、俺が不良生徒に絡まれた時助けてくれた恩人だ。喧嘩は強いがホラーやオカルト話は苦手らしい。…人間誰しも苦手なモノはあるんだな…。   「何?ゴッチンってそういうの苦手?」 ははは、と剛登を笑うのは【水城 花音(ミズキ カノン)】 彼女は名前に反して気が強く、お世辞にも女らしいなんて言えない。が、本人に言ったら殴られるので絶対に言ってはいけない。   「う、うっせぇ!んな訳ねぇだろっ!」 「まぁまぁ、落ち着こうよ。ね?」 剛登を宥めるコイツは【桜木 勇留(サクラギ タケル)】 秀才で顔も良いので女子にはモテ、男子には疎まれる事が多い。でも性格も良いから男子でも理解している友達は居る。俺もその一人…かな。  
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