Memory2 嫌な奴との出会い

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そんなこんなで、珪と私は一緒に学校に行ったりした。 そして、四月も終わりの頃、日直で少し遅くまで残っていたときだった。 私が校門の近くを歩いていると声をかけられた。 「もう、こんな時間かぁ・・・。遅くなったなぁ。」 「おっ、神楽ちゃん。ちょっとええか?」 「え?ええ・・・と。」 「そういう名前やろ?自分。」 「あ、はい。」 「俺、ここの一年の姫条まどかや。」 「私に、なにか?」 「ほんまに噂通りの美人やな・・・。」 「用がないなら、帰ります。」 「いや、そんなこと言わんと・・・。」 「・・・。」💢 「もう暗くて危ないから、今日は俺が家まで送ったるわ。」 「結構です!!」💢 「まぁ、俺も帰るとこやし、そんな遠慮せんでええって。」 「してません!!」💢 「んな、つれへんなぁ。」 「もう、ついてこないで!!」💢 「しゃあないやん。帰る方向一緒やもん。」 「・・・。」💢 「こうやって喋るんは初めてやな。」 「・・・。」💢 「なに怒っとんねん。俺が何かしたか?」 「十分に。」 「すまん。」 「えっ・・・。いきなり何。」
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