第一章 変な人達~受難の始まり~

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 「え~…今日は転校生を紹介…するつもりでしたが…皆でくじ引き大会をしましょう!」 そんな言葉のあとに続く、大歓声。 ちょっと待て! 今のはなんだ! あたしの紹介をしないで、くじ引き大会だと? しかも、異様に盛り上がってたな。 なんだ?転校早々喧嘩を売られたのか? 「お~い!出席番号順に来い!」 いやいや、だから待て! このままじゃあ、どうにもならない。 乱入だ! ガラッ 「あの!すみません!」 教室の中に入って唖然とした。 いや、皆が静かになったからとかそういうんじゃなくて… ミナサンニンゲンデスカ? 魚人とか、獣人とか、竜人とか…皆さんかっこいいですね。ってそうじゃなくて! なんですか?これは! 示しがつかない…じゃなくて! 収拾がつかない状況だよ! まともな人間はいないのか!? あぁ、先生は人間だ! まぁ、さっきの言動からみて、まともかどうかは保証できないけどさ! 「おや、転校生自らいらした様で。」 うわ…なにその 『来んなよ、面倒臭いから』 みたいな眼は! お前先生だろ! 教師だろ! まともなやつはいないのか~!
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