プロローグ【高3の春】

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バイトなんてはじめてだ。でも、これで月に5万は稼げる。俺はそんな期待ばかりを募らせていた。この頃はこれから起こる出来事を知る由もなかった。 肉屋って大変というイメージは無かった。肉を計って売る、それだけだろうって思ってたから。それで時給860円。これはなかなかだ。 俺は吉川にバイト何曜日に入ればいいかをあらかじめ聞いてから履歴書を書き、肉屋に電話した。後日面接をした。 吉川からメールがあったのは、バイトの人が1人辞めてしまうからだったのだ。それを聞いた俺は面接落ちる気がしなかった。 ー案の定、面接に合格。駅ビルの研修を後日受け、ゴールデンウイーク明けからいよいよバイトをはじめる事となった。
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