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おもらしは馬越君の最大の敵
「……あっち~……まだ着かねぇのぉ~……?」
馬越が疲れた感全開のテンションで声を漏らした。
馬越達は今、砂漠にいる。て事で、今は凄い暑いのだ。
「んー……、もーちょっとで半分越えるくらいだね」
霜ちゃんは馬越に現状を告げた。
「まだ半分……死ぬってマジで!アウトアウト」
情けない声でよくしゃべる。ホントに主人公か?コイツ。
「情けねぇ声出すなゲロハゲ野郎!黙って歩け!」
龍平が怒鳴った。
「次そんな声出しやがったら覚えとけよ!」
「はい!!」
そのやり取りを聞いて、みんな笑っている。
そんな感じで歩いていき、何時間か経った。
すると、何かが前の方にぼやけて見えた。
「街だ!」
増田が1番に声を上げた。
「よっしゃぁ~!!休めるぜ!つーか飯行こう飯!」
馬越のテンションが一気に上がった。
馬越が全力疾走で砂漠を駆け抜けた。
「早過ぎだろ……。つーかあんなに走れんのかよ!」
みんなは呆れていたが、やっぱり街を見つけてうれしかったので、走って街へ向かった。
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