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その頃城では、
「王様!王様!大変です」
ある兵隊が、息を乱しながら王室へ入って来た。
「何事だ?」
「大変です!捕まえていたはずの山中陵汰が牢屋から脱獄しました」
「何だと?山中陵汰がもし谷口達と合流したら面倒臭いなあ。よし、直ちに兵隊を手配して、何としても山中陵汰を捕まえて、谷口に合わせるな」
『はいっ!』
その頃陵汰は、暗い森にいた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。もうこの森の半分位は走ってるから、兵隊も追ってこないだろ。谷口は、どうしてるかな。いい仲間を連れて来てんのかなぁ」
と、そんな感じで谷口達を捜していた。
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