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「やっぱり能力に応じた服装に着替えた方が雰囲気出るよねー」
みんなが着替え終わったところで、谷口が言った。
「一応、増田は剣士だから、剣と楔帷子を渡しておいたよ。実際似合ってるんじゃない?カッコイイよ」
谷口がそう言うと、
「やっぱり?なんか剣士って強そうじゃない?やったねー」
増田は嬉しそうに言っている。谷口は他にも説明を続けた。
「で、龍平はドラゴンスレイヤーね。ドラゴンが出てきた時はよろしくね。服装はなんかドラゴンにも勝てそーな、すげーやつ。
霜ちゃんは、物知りだから博士ね。相手の弱点とか、町の事とかわかるように、本も渡しておくよ。
福田は、魔法使いだから、杖と本を渡しておくね。 馬越は肉弾ファイターだから、お守り渡しとくよ。
こんな感じだけど、自分の能力はだいたい把握できた?言っとくけど、戦うほどレベルアップするから、強くなるよ。じゃあ、頑張って小松さんを助けに行こー!」
「おぉー!」
みんなは気合いを入れ直し、城へと向かった。
「……お、お守り…だけ……?意味わかんない……」
馬越は少しため息をついた。
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