この前馬越が赤いフンドシはいてた。男だね!馬越君

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この前馬越が赤いフンドシはいてた。男だね!馬越君

「増田起きてるかなぁ~?どう思う?みんなは」 馬越がみんなに聞いた。 「もう3日目だし、そろそろ起きるんじゃない?」 「だろうね。医者もそんな事言ってたし」 みんなは増田の事を心配しながら病院に向かっていた。 「なぁ……。本当に俺達だけであんなやつらに勝てるのかなぁ」 その時、ヘタレの馬越がポツリと言った。 すると、谷口は笑顔で、 「いや、みんな旅をすることで強くなるから大丈夫だよ。それに、山中陵汰も仲間になるし」 山中陵汰って誰?と、みんなに言われた。 「陵汰は、俺の仲間だよ。剣と魔法を両方使えて、スゲー強いんだ。ガナッシュに捕まってたんだけど、この前城から逃げたらしい。今俺達の所に向かってるんだ」 それを聞いて、みんなは仲間が増えるからうれしい、みたいな事を言ってうきうきしていた。 病院に着き、増田が起きているのをみてまたそれでうきうきした。 「おおぉ、増田おはよー!大丈夫か?」 龍平が増田に言った。 「んー、まあぼちぼちだな」 「いやぁ、目が覚めてよかったよ、本当に」 そんな話をしていると、どんどん時間が過ぎていった。そして馬越が、 「谷口、これから俺達どこに行くんだ?」 「今すぐは増田がこれだから無理だけど、次に行く所はバスト砂漠だよ」 『さ、砂漠ぅ~!?』 みんなは異口同音に驚いた。
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