30人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
この前馬越が赤いフンドシはいてた。男だね!馬越君
「増田起きてるかなぁ~?どう思う?みんなは」
馬越がみんなに聞いた。
「もう3日目だし、そろそろ起きるんじゃない?」
「だろうね。医者もそんな事言ってたし」
みんなは増田の事を心配しながら病院に向かっていた。
「なぁ……。本当に俺達だけであんなやつらに勝てるのかなぁ」
その時、ヘタレの馬越がポツリと言った。
すると、谷口は笑顔で、
「いや、みんな旅をすることで強くなるから大丈夫だよ。それに、山中陵汰も仲間になるし」
山中陵汰って誰?と、みんなに言われた。
「陵汰は、俺の仲間だよ。剣と魔法を両方使えて、スゲー強いんだ。ガナッシュに捕まってたんだけど、この前城から逃げたらしい。今俺達の所に向かってるんだ」
それを聞いて、みんなは仲間が増えるからうれしい、みたいな事を言ってうきうきしていた。
病院に着き、増田が起きているのをみてまたそれでうきうきした。
「おおぉ、増田おはよー!大丈夫か?」
龍平が増田に言った。
「んー、まあぼちぼちだな」
「いやぁ、目が覚めてよかったよ、本当に」
そんな話をしていると、どんどん時間が過ぎていった。そして馬越が、
「谷口、これから俺達どこに行くんだ?」
「今すぐは増田がこれだから無理だけど、次に行く所はバスト砂漠だよ」
『さ、砂漠ぅ~!?』
みんなは異口同音に驚いた。
最初のコメントを投稿しよう!