おもらしは馬越君の最大の敵

10/11
前へ
/55ページ
次へ
「これが………そうなの?」 霜ちゃんが谷口に聞いた。 「うん!間違いない!ここが宮殿に入るための入口で、これが馬越の血をいれるグラスだよ!」 谷口が声を張り上げた。 「やっと着いた……」 馬越が安堵の息を漏らした。という事は、 「あれ?宮殿に着いたって事はさぁ………」 「うん、そういう事だよ」 「な、馬越?」 龍平→福田→増田が馬越に聞いた。そしてどんどん馬越に近づいていく。 「ま、ままま待てって、待てって!!ねぇ!急はダメだよ急は!!」 馬越の必死の訴えを聞こうともせず、三人は馬越を囲み、 「じゃあ、行きまーす!」 と龍平が言い、サソリを馬越に向けた。 「やめてって!まだ早いって!」 「遅い!!」 「あああああぁぁぁぁ!!!鬼ぃぃぃ!!」 プスッ。 サソリの尻尾が馬越に刺さった。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加