30人が本棚に入れています
本棚に追加
「小松さん。小松さーーん!!」
いくら呼んでも小松から返事は帰って来ない。
「くそっ」
馬越はどうしていいかわからず、朦朧としてしゃがみ込んた。
その時、目の前がボワッと光った。そして何かが宙に浮いていた。それは、
「馬越、馬越」
と、呼んでいる。馬越は顔を上げると、それの存在に気付いた。そして、
「またモンスターか?あいつの手下?」
と尋ねた。そいつは、
「大丈夫。僕は味方だよ。僕の名前は谷口(たにぐち)。妖精です。さっきの奴はこの話でいうとラスボスです。あいつは世界を征服しようとしている凄い悪い奴なんです。もう僕の友達の瀬尾和明(せおかずあき)や山中陵汰(やまなかりょうた)は捕まってしまいました。助けてくれませんか?あなたの友達も捕まったみたいですし。お願いします」
谷口の必死の訴えに馬越はいいよ、と答えた。
すると谷口は、
「ありがとうございます。なら、まずは立ち向かうために一緒に闘ってくれる仲間を見つけなければなりません。明日の夜10時、仲間を連れた来て下さい。そしたら出発します」
そういうと、谷口は消えていった。
「よし、仲間を見つけよう!」
馬越はそう決心した。
最初のコメントを投稿しよう!