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ユキ姉は、メイクを勉強したらしい。
「そういえば相談って?」
「あっ...笑わないでね?」
ユキ姉は恥ずかしそうに、俯いた。
「私ね、本当はある人から逃げるためにアメリカに飛んだの。
相手の気持ちも私の気持ちも同じだって知ってたのに、不安になったの。
逃げちゃったんだ。
でも、向こうで色々触れ合ううちに、ちゃんと向き合う準備ができたの。
それでね、花火大会の話し凄く嬉しかったんだ。」
って事は・・・・??
「気付いてると思うけど、十夜・・・千景のお兄ちゃんなの。」
わかる気がする...。
マキとかサチとか、色々呟かれたら誰だって不安になる。
「今日頑張ってくるから、千景も頑張ってね!!」
心無しか、不安そうだった。
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