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｢大きい…｣
宇宙船なんてテレビでしか見た事ないし、どの位が適当で、どこからを大小に区分けるなんて、判らない。でも、そう感じたんだ、明らかに大きいって。
そしてそれが月から来たと私は決めつけている。｢あれに乗って私は故郷に帰るんだ！｣
またとないチャンスに心踊らせる。ゆっくり、ゆっくりこちらに向かって降りて来ている。今日に限っていつもと違う道で登校して良かった、あのニュースを見てしまったからか、もしかして遭遇とかもと淡い期待をしていたのも事実だけど…
まさか現実になるなんて、嬉しすぎる！
あぁ…早く降りて来て‼‼
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