題名の無いこの物語り

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ドスッ リディーア 「んじゃあ、聞かせてもらおうかしら?…あんたの本当の理由をね?」 リディーアは入口前の小さい階段に腰を落ち着かせると、鋭い目付きでガゼルを睨みつけた! ガゼル 「…?何でか?本当の理由も何も、さっき(気絶する前)に言ったでしょう?人を探してるって?」 リディーア 「とぼけたって無駄よ!!いくら私達だって、二度も同じ手はくわないわ!!どーせまた、私達を騙してこの村を手にいれようとかたくらんでいるんでしょう!?」 ガゼル 「は?え、いや、話しがみえな…。」 リディーア 「でも残念ね!私達はそこらへんの村人じゃないのよ!!二度も騙されやしないし、逆にあんたを人質にしてあんた達の長を威してやるわ!!せいぜい明日まで、そこで悔いているといいわ!!」 ガゼル 「おーい!僕の声聞こえてますか~?」 リディーア 「ふんっ!」 バタンッ!! ガゼル 「…あの女、一人で喋るだけ喋って出ていっちゃった………どうしよう。」 一人小屋の中に取り残されたガゼルは、そっと抱えていたサボテン(モンロー)を自分の前に置くと、目をつむり瞑想のポーズを取り出した。 …そして、いっきに自分の世界へと心酔していったのだ! (ぶっちゃけ、はんぱない妄想である。)
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