🍀プロローグ🍀

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「ぃゃ~やっぱり眠気には勝てないんだよなぁ」 このマイペースで情熱的な男子生徒の名前は佐々木和也。顔は普通だが、身長は男子にしては低い方。内田と同じギター部の部員だが、内田に比べればまだまだである。2人は話ながら廊下を歩いて下駄箱へ向かった。 「ウチの娘は大丈夫でしょうか…。前の学校でもいろありましたから…。」 と女性の声が聞こえた内田は図書室の先の職員室を少し覗いた。 そこでは職員室のソファーにきちんとした服装の女の人が心配そうな顔つきで話していた。その向かい側に教師と教頭が座っている。 「大丈夫ですょ。障害をお持ちの事は伝えておきますから」 「私のクラスの生徒なら協力しあって行けると思いますので安心してください」 そんな会話を聞いた後、佐々木の元に急ごうと横を向いたとたん、佐々木が立っていた。
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