夏の夜空に…

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夏の夜空に…

7月26日 夏も本番に近づき、猛暑の日々がつづく。 「暑い…」 僕は夏の自由研究のため近くの図書館に向かっていた。 杉野 拓 14才。中学2年。 趣味は天体観測。 今日は資料探しのために、来たんだ。 図書館の中は冷房がよくきいていて、僕は空いている真ん中の席に座った。 カバンを椅子に置いて、 天体観測の資料を取りに本棚に… すると一人の女の子が、立ちながら本を読んでいた。 年は一緒くらいかな?白のワンピースを着て、真剣な眼差しで本を読んでいる。 僕は思わず見とれてしまい、女の子を見ていた。 「スッ…」 女の子が僕を見る、僕は慌ててなんでもいいから、本を取って席に着いた。 びっくりした…黒のロングがよく似合うかわいらしぃ子だった。 僕は少しして、もう一度資料を取りに本棚に向かうとそこには少女は居なかった。 僕は何故か少し残念な気持ちになりながらも、資料を探す事に、何冊か手に持って席に帰ろうとした時、 「トントン」 肩を叩かれた。振り返るとさっきの女の子が目の前にいた。
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