第5章-笑う縞

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物語って こぅ 登場人物が混乱するくらい急に動くっていうのは、止めた方がイイ。 だって 物語進まないでしょー?! 「ん?ん? まだ固まってんのぉ?? 真ん丸ぃ目ェもっと大きくしちゃって~ かんわいぃのぉ~vV」 目の前にいきなり現れた人物は固まったままの俺の頬をツンツンと指先でつつきながら「キシャシャシャ」と奇妙な声で笑っている。 駄目だ。 頭がついていかない。 「…んー? くん…くん…。 ありゃぁん??? なにやら違う世界の匂いがするねぇ…キミ、よそからきたの…??」 そこにきて やっと脳が働き始めた。 「Σあっ、えっと…俺…違う世界とかわかんないけど、扉くぐったら…この森に着いてて…連れがいたんだけど気付いたらいなくて…だから…その…;;」 ドッと一気に話してみたがこの説明で相手に伝わる確率は壊滅的だろう。 しかし… 「…ふぅん。 じゃあ困っちゃってるね。連れの人は大丈夫だろうから……そーだなぁ…迷子になった時の待ち合わせ場所とか決めてない?」 あ、あれ? すごい普通だ。 久しぶりに話の通じる人と話した気すらする。 人間って初めの印象で判断しちゃ駄目だな。 (反省 反省…;) 「そーだね。印象だけで人間決めてかかっちゃダァメだよ☆ オレはジェントルメンなんだから安心しなさいって!可愛コちゃんw」 「…はぃ。すみませ─────って…Σえぇえぇえぇッッ!!!!?;;;」 今… 俺、声に出してなかったよな??! な、なんで コイツ… 俺の考えてる事わか── 「なんでもわかる訳じゃないよぉ~?俺に強く流れてくる想いだけ聴こえんだよぉ~。キミのは想いが素直だから聴こえやすいし~wオレ、キミの想い好き~ もっと聴きたいッッ!!!」 そんな事言いながら その人物は俺におもいっきりハグしてきた。 「んギャアァアァァ!!!;;」
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