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プロローグ
夜中の河原に寝そべり、僕は空を彩る光りを眺めていた。
僕の目はじっとある一つの星から離れない。
おもむろに手を伸ばす。
腕が痛くなる程伸ばす…。
当たり前だが届く事も触れる事もできるはずがない…。
しかし僕の手は、たしかにあの星の温もりを感じ取っていた。
その星は愛しい光りを放ち、彼女との思い出を僕の脳裏に鮮明に映す。
周りは無数の星。
しかし僕はあの星をけして見失ったりはしない。
君との思い出の結晶のあの星を…………。
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