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ここの専門学校は公務員を目指す学校なので、勉強量もスピードも半端無かった。週に一回実力テストが行われていて、毎回勇輔は悩んでいた。
「最近勉強に付いていけない…😵文系だった俺に数学とか意味不明だよ⤵それにバイト忙しいから勉強も出来ないし。そもそも公務員なんて俺、本当になりたいのかな…?」
片親で父親と仲が悪かった俺は悩みがあると平さんに相談するようになっていた。学校が終わるとすぐ電車で帰らないとバイトの時間に間に合わないので、先生や友達に相談する暇も無かったのだ。
バイトを始めたのが入学した頃と同時期で、半年ぐらいの月日が経っていた。秋の季節はなぜか切ない寂しい気持ちにさせる…。その時ぐらいから、平さんと二人で良くメールするようになっていた。
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