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三ヵ月後
専門学校に通う勇輔は、バイトと勉強を両立するのがとても大変だったが、それでもお小遣いが無いよりマシだったので週四出勤して頑張っていた。
その甲斐あってバイトの仕事も覚えてきて、深夜帯は一人で厨房を任せられるようになっていた。田舎の住宅街にポツンとあるファミレス、夜遅くに客はそうそう来ないが。
客が来ないと自然とお喋りタイムになる。あのムカつく女は話上手でペラペラとホールの人と楽しそうに話している。厨房は俺一人。つまらない💨
勇輔は洗い場に行くことにした。客のオーダーが無いときは基本的に厨房の人間が洗い物をするのだ。ホールの人は客の様子を観たりしなくてはいけないので。
それに理不尽な気持ちは少しあったが、まぁ仕方ない⤵
勇輔がつまらなさそうに洗い物をしているとあの女がやって来た❗また文句か?と思ってると
『勇輔くんはコンタクトにしないの?厨房だとメガネは大変でしょ?』
意外な発言に驚いた勇輔は少し間をおいて
「でも…コンタクトしたことないし。高そうだし⤵」
『今は安く売ってるんだよ。コンタクト付けると世界が変わるよ🎶』
「ふーん…。」
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