きっかけ

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そんな会話をしてると客が入って来たのでお喋りタイムは中断となった。 というか、初めての会話らしい会話だった…。 話しているとき気付いたのだけどネームプレートに“平 豊江”と書いてあった。勇輔は興味無いことには本当に全く踏み入れない性格なのでこの人の名前は知らなかった💧 平さんの発言に少し興味があったので、今度眼科に行ってみようと勇輔は思った。 「お金足りるかな?」   メガネは確かに厨房では忙しく動き回るから不便で、蒸し器の水蒸気や冷凍庫から厨房に戻るとレンズが真っ白になって恥ずかしかったので、コンタクトに憧れていた。
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