COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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('A`)「わかった、ウィルスっていうよりスパイウェアだな!」  駄目だ……コイツ早くなんとかしないと。つうか、スパイウェアはそういう意味の物ではない!  そんなドクオのボケだか本気だかわからん妄言など完全に無視し、少女は次にツンの顔とドクオの顔を交互に見ながら、 (゚、゚ 兀「レイラと……病気っぽい顔のお前はドクオ? 久しぶりだ」  そう言ってお辞儀をする。そして釣られて場内全員お辞儀状態。 ('A`)「病気っぽい言うな」  何が起こっているのか、僕にはわからなかった。当然、ツンやドクオにもわかるハズもなく、互いに不思議そうな表情で首を傾げる。 ξ゚⊿゚)ξ「えっと、れーでんつ……?」 (゚、゚ 兀「れー、でいい」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンとドクオの名前はあってるけど、私は人違いじゃないかしら、れーちゃん?」 (゚、゚ 兀「そう……だっけ?」 ('A`)「いや、聞かれても困りますけど……」  とりあえず意味もわからない。それに、とりあえずこのままにしておくワケにはいかないだろう。
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