COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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 ふむ、まずはいくつか質問をしてみるとしよう。 ( ^ω^)「れーは何処から来たんだお?」 (゚、゚ 兀「そこ」  パソコンのディスプレイを指をさす。 (;^ω^)「あのね、そういうことじゃなくて出身を……」 (゚、゚ 兀「しゅっしん?」  言葉が通じてないのか、れーは首を捻る。難しい言葉がわからない。 ξ゚⊿゚)ξ「帰りに私が交番まで連れていこうか?」 (゚、゚ 兀「嫌だ。私の場所は、ここ」 ('A`)「確かにパソコンから出てきたならなwwwwwww」  警察に連れていっても、何と言えばいいのだろうか。パソコンから出てきました、なんて素直に言ったとしても信じる人間なんていないだろうし。  じろじろと観察しているようで悪いが、れーは確かに人間だ。ちゃんと目もある鼻もある、髪からちょいと覗く耳の形も尖んがってなんかいない。  何を期待しているんだろうな、僕は。エルフなら面白いとか、そういうんじゃないだろう。  実際にこんな場面に遭遇すると、成程、対応には困る。しかもマニュアルは世界の何処にも存在しない。対応なんて誰が出来よう。
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