COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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(゚ー゚ 兀「大丈夫、私が悪い奴らからまもる!」 ('A`)「なんで俺にはフラグが立たないんだ!」 ( ^ω^)「いや、冷静になるといきなり死亡フラグは正直どうかと思う」  死亡フラグなんて真っ平御免だ。  しかし、本来僕が死んでいるとすれば何処なのだろうか。……思い出せるのが、10年前の事故だ。  ただ、トラックに突っ込んだ車は大破したものの、僕含め家族も助かったし、一緒に乗っていた友達も助かっている。……何故だか名前も顔も思い出せないが、確かに生きている。 (゚、゚ 兀「最近夢を見ないか、ブーン?」  調度れーが夢の話題を持ち出す。僕が最近見るのは、その事故の夢だ。  夢では僕が死ぬ。皆が心配して僕に呼び掛けたりしているのが見えているのだが、全く声は出ない。頭から血が流れていた、気になって触った手も赤くなる。そのまま意識が薄れて行って……  だがそんな事実はない。何度も言うが、僕は生きている。
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