COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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(゚、゚ 兀「悪い奴が復活した、だから嫌な夢を見るようになったんだ」 ξ゚⊿゚)ξ「そういえば悪い奴って何? 復活したって」 (゚、゚ 兀「ブーンの命を狙う悪い奴、復活した」 ('A`)「よくわからんが、魔王が再び勇者の前に立ちはだかったとか、そう言う話かな?」  ……それは違うだろ。  確かによくわからんが、どうしたらよいのだろう。このままこの子を家に置いておくか、交番に届けるか。 (゚ー゚ 兀「だから私はここに住むんだぞ!」 ξ゚⊿゚)ξ「れーちゃん、だったら私の家に来ない?」  そんな迷っていたところに、まさしく救済の手が。 (゚、゚ 兀「レイラの家?」 ξ゚⊿゚)ξ「だからレイラじゃないって……ほら、隣だし」  ツンは、所謂お隣さんだ。だから昔からよく遊びに来たりしていた。だからこそ、数少ない女友達となった。 (゚、゚ 兀「隣なのか?」 ξ゚⊿゚)ξ「来たかったらいつでも来れるわよ? ……窓から侵入は流石に無理だけど」  ちなみに僕はそんな家の構造を憎んだこともある。  だがしかし、本気でこの子を連れてゆくつもりなのか?
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