COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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ξ゚⊿゚)ξ「ほら、帰るわよ」  ぐい、と腕を引いても、ノートと色鉛筆を抱いてじたばたするだけで、ツンも少しイライラしはじめているのがわかる。 (゚、゚ 兀「でも、私はブーンを助けなきゃならない」 ξ゚⊿゚)ξ「私の家からじゃ駄目?」 (゚、゚ 兀「んー……じゃあしぃを置いていっていいか?」  そう言うとれーは、ノートに二重の円を描いた。円の中心に六芒星を加えると、二重円の線と線の間に歪みながら文字が浮かび上がる。  勿論、それは僕には読めはしない。無論、歪みが取れてハッキリした文字になってもだ。  ……魔法陣?
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