COUNT01 色鉛筆と黒い羽

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* * * * * ('A`)「おじゃまするぜー」 ξ゚⊿゚)ξ「しまーす」 ( ^ω^)「ささ、二階へどうぞ」  僕らはよくこうやって皆で遊んでいる。  いつからだったかな、本当はもう一人くらいここにいたはずだったんだけど、小学校に入ったくらいか、いつの間にか三人にはなっていた。  ……昔のことだからかな、上手く思い出せない。引っ越していったんだっけな、あと一人は。いつの間にか見なくなったのだけは確かだ。 ( ^ω^)「麦茶出してくるお」 ('A`)「はいはーい。あ、ちょっとPC借りるぜ?」 ( ^ω^)「Dドライヴは漁らないでくれお!」 ('A`)「墓穴wwwwwww」  ドクオが僕のPCを借りるのも、だいたいいつもの流れである。遊びに来る度に使って、掲示板か何かに書き込みをしている。ジエン、とか言ってたかな、ドクオはまた悪知恵を働かせているに違いない。  僕が麦茶を冷蔵庫から出し、氷を入れたコップに注ぎ、それを二階へ運んでいると、上から叫び声がした。ドクオの声だ。
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