新学期Ⅰ

8/12
前へ
/97ページ
次へ
大体育館に人が集まりだす-… ガヤガヤ… プリシラ「そろそろ全員集まった頃かしら…」 ノエル「てか、なんであたしが始業式の進行係なんざやらなきゃなんねーんだよ!」 プリシラ「そう愚痴らないで下さい、ノエルさんも生徒会メンバーなんですから仕方ないんです」 ノエル「ったく、落ち着かねったらありゃしねぇ…」 ソフィア「あら?やっぱり¨お猿さん¨は落ち着く事を知らないのね。まあ、毎日色んな所を跳び回っているんですもの。落ち着くなんて、これ以上の難題はないわよね」 ノエル「んだと!?ソフィアてめぇ喧嘩売ってんのか!!」 ソフィア「あらあら、図星だったかしら?」 ノエル「は!てめぇこそ、登校して早々教室のドアぶち壊してるくせによく言うぜ!!」 プリシラ「え!?あれ壊したのソフィアさんだったんですか!?」 ソフィア「あれはあの扉が悪いのよ。レディの力だけで吹っ飛ぶなんて、そうとうガタがきてたのね」 ノエル「単にてめぇが馬鹿力なだけだろ、この¨ゴリラ女¨!」 ソフィア「ゴリラですって!?ノエルさん、言葉に品が無いにも程があるんじゃありませんこと!?」 プリシラ「あ、あの二人共…っ、もうすぐ始業式が始まるので……………こんな所で喧嘩しないで下さいっ!!!!!(マイクを持ったまま叫ぶ)」 キィーーーーーーーーーン(マイク音) プリシラ「あ…」 ノエル「み、耳が…っ」 ソフィア「プリシラさん、貴女って人は一体どこまで天然なの…」 全校中の視線 プリシラ「あ、あ…す、すみませっ(マイクのコードに足を引っ掛ける)きゃあぁっ!?」 ドシャッ ソフィア「………」 ノエル「まあ、頑張れよ」 プリシラ「う、うう…」 テレサ「デコシラの奴、なかなかやるじゃないか」 イレーネ「プリシラだ。…それよりテレサ、お前こそ当たり前のように鞄を持ってるんじゃない」 テレサ「てへ☆」 . . .
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

232人が本棚に入れています
本棚に追加