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その頃、他の生徒達はと言うと-…
ー大体育館・バレー部
ミリア、デネヴ、ヘレン、クレア
ヘレン「ったく、おっせーなクレアの奴…今日の部活はサボりかー?」
デネヴ「なんだヘレン、クレアの事、聞いていなかったのか?」
ヘレン「へ?クレアの事って??」
ミリア「あいつは今、粛清を受けている真っ最中だ」
ヘレン「な…っ!粛清だって!?マジかよ…」
ミリア「理由は分からんが、粛清を受けなければならない程だ、よっぽどの事をしてしまったんだろう…」
ヘレン「じゃあ、今日の部活はどーすんだ?あいつが居なきゃ、ろくな試合も出来ねーぜ!?」
デネヴ「人手不足だからな」
ミリア「仕方ない…今日は基本的な技の強化だ、まずはサーブの練習から行う。ヘレンはネットを張れ、デネヴはボールを頼む」
ヘレン「了解っ!」
デネヴ「分かった」
ー音楽室・吹奏楽部
シンシア、タバサ、ユマ
シンシア「今日は楽器の調子があまり良くないですね…」
タバサ「そうですね…そろそろ換え時かしら…」
ユマ「ま、まだちゃんと使えるぞ、ほら…っ!」
プスーーーーー
シンシア「やっぱり、もう駄目みたいですね…」
タバサ「私、業者の方に連絡してきます」
ガチャ
ユマ「ぁ、タバサ、待っ…」
バタンッ
ユマ「…」
シンシア「ユマさん貴女、どうしてその楽器にそこまでこだわっているのです?」
ユマ「こ、この楽器だけじゃない…っ、どの楽器も、使えなくなったからって捨ててしまうのは…可哀相だ………」
シンシア「ユマさん…」
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