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南の菜園-…
あれから幾時間の時が過ぎ、辺りも随分と暗くなってきた…
ラファエラ「…」
クレア「はぁ、はぁ…」
フローラ「はぁ、はぁ…」
ズバババババッ
ヒュンッ
ズバァッ
ラファエラ「…よし、このくらいでいいだろう…終了だ、もう帰っていいぞ」
クレア「はぁ、はぁ、はぁ…」
フローラ「クレアさん、剣を下ろして下さい………もう、終わったのですよ?」
クレア「……あ、ああ………」
クラッ
フローラ「クレアさん!?」
トスッ(倒れそうになったクレアの体を支える)
フローラ「…ジーンさん!」
ジーン「二人共、大丈夫だったか!?」
フローラ「それはこちらの台詞です!…とても、心配していたのですよ…」
ジーン「結局、お前まで巻き込んでしまったなフローラ………すまない」
フローラ「謝らないで下さい。私だって、あの時断ろうと思えば出来ていました…これは、私の意思でやった事なのです」
ジーン「そうか…有難う、恩に着る。…それよりクレアは………」
フローラ「おそらく…限界を越えた状態での高速剣の多用で体に予想以上の負担が掛かったのでしょう…」
ジーン「そうか…」
ジーンはクレアを抱き上げた。
ジーン「…クレアを部屋まで送ってくるよ」
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