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あれから、どのくらい泣いただろうか…
ジーンやフローラのその優しさに、私は胸がいっぱいになり…涙が止まらなかった。
目の前では、いきなりの事で戸惑うジーンの姿があった。
また、ジーンに迷惑を掛けてしまったな………
それでも、私の涙は止まらなかった…
それから1時間程経った時の事ー…
ガチャッ
ミリア「ジーン、明後日の入学式の事で聞きたい事があるのだが………」
クレア「うぅ…っ(←まだ泣いている)」
ジーン「クレア…」
ー只今の状況ー
クレア→ジーンに抱き着く形で泣いている状態。
ジーン→そんなクレアをただ抱きしめている状態。
ミリア→そんな二人を見てしまった人。
ジーン「ミリア!?いや…違うんだこれは………っ!」
ミリア「皆まで言うな…よく分かっている。そうか、お前達はそういう………あ、大丈夫だぞ、私は口がかたいからな。他に漏れる事はまず無いだろう…だから心配するな!」
ジーン「あ、いや…っ…だから…!!」
クレア「はっ!私は何を…?」
ジーン「クレア、お前からも何か言ってやってくれ!」
クレア「…?」
ミリア「クレア、正直に答えるんだぞ………ジーンの事、どう思っている?」
クレア「ジーンは…私にとって大切な存在だ。ジーンが居なければ、今の私は無かっただろう」
ジーン「クレア…それは私の台詞だ…私こそ、お前が居なければ…」
ミリア「では単刀直入に聞くが…ジーンの事、好きか?」
クレア「ああ、(仲間として)大好きだ」
ジーン「!?」
ミリア「そうか…ふふっ、お幸せにな」
クレア「?あ、ああ、有難う………」
ミリア「ふふっ」
バタンッ
クレア「何笑ってたんだ?ミリアの奴…」
ジーン「…(赤面)」
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