学園の休日Ⅰ

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ヘレン「うひょー、先輩達朝からやってるねぇー!」 デネヴ「あんまり暴れられても困るんだがな、桜が散る」 ミリア「まあ、いいじゃないか。喧嘩する程仲が良い、仲が良いのは良い事だ!うん、良い事だ!」 ヘレン「…?なんか姉さん、さっきから変にテンション高くないか?」 ミリア「そぉんな事はないぞぉー、私はぁー、いつも元気いっぱいだぁーっはっは♪」 デネヴ「…」 ミリアの飲んでいた瓶を取って見てみる。 デネヴ「…酒だ、しかも度数が結構高いな」 ヘレン「酒ぇ!?…おいおい、あたしら未成年だぜ!?酒なんか飲んだら………」 ラファエラ「粛清対象だ」 ヘレン「げ!?ラファエラ…」 ラファエラ「知らぬ間にとは言え、酒を飲んだ事に変わりはない。学園に突き出させてもらう」 デネヴ「頭のかたい奴だ…休日くらい、見逃してくれていいものを…」 ラファエラ「そういう訳にもいかんのでな。悪いが連れていく…っ!?」 ミリア「お、らふぁえらじゃあないかぁー♪まあ、お前も遠慮せず飲め飲めぇーえ!」 ラファエラ「お、おいっ…何をするっ!?やめ…っ!!」 ぐびっ デネヴ「あ」 ヘレン「飲んだ、飲んじまった…」 ラファエラ「………う…ひっぐ、ひぐっ、姉さ…っ、お姉ちゃぁーんっ!!」 ヘレン「うわー…泣き上戸な上にシスコンと来たか」 デネヴ「色んな意味で、たちが悪いな」 ミリア「あっははははー♪らふぁえら泣いてるぅー?あはっ、あはははっ♪」 デネヴ「…笑い上戸か?」 ヘレン「そもそも、こんな所に酒なんか置いたのが間違ってんだ!一体誰だ?こんな所に酒なんか置きやがったのは!」 シンシア「私ですけど何か?」 ヘレン・デネヴ「!?」 シンシア「私こう見えてざるなんで…そんなに強かったんですか、そのお酒」 ヘレン「なんっつーか…」 デネヴ「流石はシンシア…と言った所か…」 ミリア「あはははっはははっははっ♪」 ラファエラ「うぐ、ひっく、ひっひぐっ…」 . . .
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