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その頃クレア達はー…
ガラテア「さあ、大きく口を開けてー…そうそう、そのままそのままー…はい、あーん」
パクッ(卵焼き投下)
クレア「………っはぁ、はぁ、が、ガラテア…も、もう無理だ…既に、私の限界を越えている…」
ガラテア「…お前の限界はその程度か?ふ、笑わせてくれる………今お前の感じている限界はただの思い込みに過ぎん。…お前ならまだ、やれる」
ヒュアッ(またも無理矢理口を開けさせる)
クレア「が…っ」
ジーン「く、クレア…っ!!」
フローラ「流石はガラテアさんですね…クレアさんに妖力操作をかけつつも、私達にまでそれを行うなんて………おかげで私達も未だ動けず仕舞いです」
ジーン「…このままでは、クレアが完全に限界を越えてしまう…っ!もう、ウンディーネの二の舞どころじゃ済まされない…っ!………くっ!!!」
ガラテア「はい、あーん………ん?」
クレア「…っはぁ、はぁ、はぁ………」
チャッ(ガラテアの喉元に大剣を当てる)
ガラテア「何のつもりだ?………ジーン」
ジーン「相手が誰であろうとも…クレアを傷付ける奴を、許すわけにはいかない」
ガラテア「これは驚いたな…まさか一瞬のうちに妖気を消し、私の妖力操作から逃れるとは………ふふ、これもひとえに¨愛の力¨か?」
ジーン「な…っ(赤面)」
ヒュアッ(ジーンの腕の動きを止め、喉元から大剣を離す)
ジーン「!?」
ガラテア「一瞬の心の微弱な変化も、命取りという事さ………全く、ジーンもせっかくの花見の席に物騒なものを持ってくるものだ…私は、そろそろ次に行くとするかな…」
そう言うと、ガラテアは巨大な弁当箱を持ち、その場から去って行った。
次の犠牲者は、一体誰になるのやら…
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