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「嫌だ!」
「そこをなんとか!」
「大体久々ここに顔を出したかと思ったら、代理デートしろだぁ?」
昼休みに訪ねた司は、一向に折れてくれる気配がなかった。
司は凛子と同期入社の同僚で凛子の思いつくうち一番適した人材だった。もちろん仲がいいというのもあるが。
「いいじゃん。可愛いよきっと。」
凛子はふくれながら言う。
「大体、男で登録するのが悪い!自業自得だ、説明してお前が行け。」
ごもっとも正論であります。
「ほら夢壊しちゃ悪いじゃん?」
「そんなの救いにならんぞ。」
「司、惚れちゃうかもよ。あ~そんなこと言って自信ないんだぁ!」
挑発してみる。
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